Art Spot Korin

京都祇園古門前にある小さなギャラリーです。展覧会のサポート、海外交流にも力を入れています。どうぞお気軽にお立寄りください。

くすのきりょうへい 展「雨溝の生態学 ~視覚化される境界~」2017年 4月4日(火)〜4月16日(日)月曜日休廊 15時〜19時(最終日〜18時)*終了しました

ご高覧頂きました皆様に心から感謝です。ありがとうございました。

雨溝の生態学 ~視覚化される境界~

くすのきりょうへい/ Ryohei Kusunoki

2017年 4月4日(火)〜4月16日(日)月曜日休廊
15時〜19時(最終日〜18時)

○「雨溝の夜会」
4月4日・11日(火)18時より「雨溝の夜会」と題した会を開催します。
ギャラリーオーナーを中心に、作品についての話を交えた親睦会を開催。
※作家も参加予定ですが、参加出来ない場合もあります。 参加費無料。

○レセプションパーティー
4月15日(土曜)17:00〜。参加費無料。

作品

ゴミが見える、雑草も見える、その向こうに都市が見える。
雨溝からはみ出してきた植物に引かれて覗くと人にコントロールされない風景があり、作者は生態学として写真観察していく。
自動車エンジン設計者の科学魂は、雑草と共に落ち葉・コケ・犬猫の糞尿など雨水と混じった腐食土が創る光景に魅了されていく。
道の端に確かに存在する雨溝の中には都市がアーカイブされていると、小さな哲学をイメージ化した作品ができあがった。

都市の「雨溝」には四つの境界が存在する。
道路と個人敷地との境界。掃除する家と放置する家の境界。
人工物と自然物との境界。表面に見える物と堆積した見えない過去との境界。
その4つの境界が作り出す生態系が混在する。
行き交う人がだれも目にとめない「雨溝」を這いつくばり視覚化を行った。

表現技法:写真

プロフィール

くすのきりょうへい/ Ryohei Kusunoki

略歴
くすのきりょうへい
経歴
2017年 「雨溝の生態学」~発掘される風景~ 写真表現大学修了展
2016年 「雨溝の生態学」~選ばれなかった風景~(個展)オリンパスギャラリー大阪
2016年 大阪国際メディア図書館 写真表現大学入学
2015年 「失われた音を求めて」真空管アンプ作家 佐久間 駿 ポートレート(個展)豊橋市民文化会館
2015年 「赤壁の京町屋」(グループ展)オリンパスプラザ大阪
2014年 友人のカメラマンのアシスタントで33年ぶりに1眼レフを手にする。
2007-10年 自動車エンジンのチーフエンジニアとしてInternational Engine of the Yearを4年連続受賞
1981年 仕事に追われカメラを持たなくなる
1970-1980年 大阪万博で初めてカメラを手にし、その後、天文学や植物学に興味を持ち、記録としての写真を撮る
1956年 大阪に生まれる

コメントを残す

情報

投稿日: 3月 29, 2017 投稿者: カテゴリー: アーティスト情報

ナビゲーション